あの日から一年が過ぎました。
一年前の今日、皆さんは何をしていましたか。朝起きて、今日やることを整理しながら家を出て、いつもと同じように昼食を食べて、そして午後2時46分、あの地震が襲いました。
家族はバラバラに過ごしている時間帯で、私や私の周りにいた人たちもみな家族に連絡が取れず、心配な時間だけがどんどん過ぎていきました。 テレビでは、津波が襲ってくる様子が克明に映し出されていました。この世の終わりのような光景を目の当たりに、なすすべもなく途方に暮れるばかりでした。
この震災で亡くなられた方・行方不明の方は2万人にのぼり、さらには、原子力発電所事故で避難を余儀なくされた方は、もう数えきれないほどに膨れ上がり、事故の終息にもまだまだ気の遠くなるほどの時間が必要です。
震災から1年がたった今、我々が考えなくてはならないことは何なのでしょうか。
自然災害に対する備えをすることもありますが、それ以上に自然を敬い大切にすることが必要だと思います。 利便性と経済性のみを追求した行き過ぎた開発は、自然のいたるところに歪みを生じさせ、歪みを矯正しようとする自然の力の反発によって、大災害が起こってしまったような気がします。
もう一度、自然について考え直す時が来ているのではないでしょうか。
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