第二の人生と社会保障制度について考えてみます。
人生は一回きりですが、その中でも学校、会社、地域等とのかかわり方は変化していきます。人は、今よりさらに良くなりたいと願い、変化を求めて努力します。その結果すべてうまくいくわけではなくても。
私も、人生の中で第二の人生と呼ばれる変化が幾度かありました。そのたびに切り替えて、自己の人生を切り開いてきました。
これから先も、いろんなことがあるでしょう。
先日、ある集まりで「第二の人生を愉しむ」というテーマのお話を伺う機会がありました。
定年退職したサラリーマンは、社会に溶け込んでイキイキと活動する人と、目標を失って何もしない人に分類されるそうです。
介護保険を利用してデイサービスに行っても、周囲に溶け込めないのはサラリーマン時代の役職を背負っている人だと聞いて、少し考え方を変えたほうが良いなと思いました。
最近、社会保障と税制の改革で増税ばかりが話題に上がっていますが、第二の人生の生き方を考えることによって、現在の社会保障制度を維持していくことができるのではないかと思います。
社会保障の柱となっている健康保険と年金保険それに労働保険は、支出が収入を超えなければ永遠に継続できる制度です。第二の人生を消費と医療を受けることにのみ生きるのではなく、生産と健康を維持するような愉しみ方をすれば、社会保障制度は本当に困っている人を救うことのできるものとなり、明るい未来になるでしょう。
そういえば、最近の若い人々は年金を当てにしない人生設計をしているようです。自分の人生を最後まで生き抜く人生設計を描くことが社会保障制度を生かす一番の施策ではないでしょうか。
コメントをお書きください
水野眞人 (日曜日, 29 4月 2012 15:15)
国や企業に頼らず、自助努力で自身の人生を守っていく時代になったと思います。30~40代の子育て世代は、これからのライフプランを考えて生活をしていこうとする考え方は、わりと浸透しやすいと思いますが、終身雇用、年功序列などがまだ、主流だった50代サラリーマンなどは、何とかなるのではという思いが残っているようです。
ご存知のとおり、社会保障制度の原資は、既に危機的状況となっており、シニア層は、50代の今、早急に真剣にかつ具体的にシニアライフプランを考える必要があると思います。
水流正秀 (日曜日, 29 4月 2012 19:03)
水野さん
コメント有難うございます。
これからも、ご意見賜りますよう、宜しくお願いします。