新しいエネルギーを作り出すことが経済活動には必要です。
原子力発電の稼働再開を巡って世論では、「安全性が確保されないと許されないだろう」という意見が多数を占めています。
にもかかわらず、政府は大飯原発の再開を決定し、再稼働しました。
高度経済成長の時代に化石燃料の消費量が拡大の一途をたどった結果、今日、化石燃料の危機が叫ばれ、また、地球温暖化を心配する方面からはCO2削減が叫ばれています。
思い起こすと、CO2の排出について、鳩山首相が20%削減を日本の目標にしたのはつい最近のことです。
人は自分達で経済を発展させるために化石燃料を消費し、環境を破壊し続けてきました。次に、化石燃料不足を補い、同時に環境に優しいエネルギーとして、原子力発電所を乱立させ、結果的には少しは地球温暖化を防ぐことができるような施策を行ってきました。エネルギー政策の歩みには、こうした様々な矛盾点が内包されています。
更には、省エネ製品を大量に製造することで、大量のエネルギーを消費するという悪循環に陥っているように思えます。
エネルギー政策は、人類のこれからの生き方を左右する大きな問題です。限りある地球の資源を使いながら、新しいエネルギーを発見し、作り、循環させていくような環境施策が必用かと思います。
考えてみると、人類は長い間、自然と共生して、資源を少しずつ使いながら、緩やかに成長してきたわけです。この緩やかな成長が人類にとっては心地よかったのではないでしょうか。
急速に成長し過ぎて、あっという間に地球を破壊してしまわないように、抑制する力が必用だと思います。
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